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【開催レポート】障がい児の保護者向け「進学・就職相談イベント」を開催しました

スタッフサービスグループでは、さまざまな障がい特性のある方が一緒に働く特例子会社のスタッフサービス・ビジネスサポート(以下、SSBS)、重度身体障がい者の就労を完全テレワークで推進するスタッフサービス・クラウドワーク(以下、SSCW)の2社で、約950名の障がいのある方が就業しています。

今回は、11月26日(火)にSSBSとSSCWが参加した、神奈川県相模原市在住の障がい児の保護者向け「進学・就職相談イベント」の様子をご紹介します。


どんな目的でおこなったの?

障がいのある子ども(18歳未満)は年々増加しており、全国で37.8万人に上ります。神奈川県内では3年前と比較して1.13倍の約8.6万人、相模原市では1.33倍の約7千人になりました(令和5年3月31日時点)(※)。

(※)参考:​令和4年生活のしづらさなどに関する調査

障がいのある子どもの働く選択肢は、当事者はもちろん、その保護者や支援者などにも情報が十分に届かないことがあり、必要な知識を持たないまま進路選択をせざるをえないケースも少なくありません。

今回のイベントは、障がい者の働く選択肢への理解を深め、通勤型とテレワーク型の障がい者雇用を知ることで、当事者や保護者・支援者の選択肢を拡げるきっかけにすることを目的に開催されました。


どんなイベントだったの?

イベントは、地域の子育て世代応援する一般社団法人KidsFineが主催。以下の6事業者が参加し、それぞれの活動を紹介しました。

一般社団法人 KidsFine
一般社団法人 ミラクルギフト
就労移行支援プラーナ相模原
就労継続支援B型事業所 和が家
株式会社スタッフサービス・ビジネスサポート
株式会社スタッフサービス・クラウドワーク

イベントの中で、SSBSとSSCWに在籍する社員へのインタビューやオフィス見学などがおこなわれました。


イベントの様子

■主催元や支援団体からの説明、講演

一般社団法人KidsFineよりイベントの趣旨説明や実体験にもとづいた講演をいただいたほか、おしゃれなカフェのB型作業所「和が家カフェ」や就労移行支援施設の「プラーナ相模原」の代表者からも、それぞれの活動や、通っている利用者さんの実例の紹介などがありました。

その後、SSBSの高橋たかはし 佐知さちさんより、「障害者雇用促進法が働く選択をした障がい者に求めること」と「それを実現するために子どもの成長期に親がやっておくべきこと」をテーマに講演がおこなわれました。

高橋 佐知(たかはし さち)さん
スタッフサービス・ビジネスサポート
業務推進部 企画課 マネージャー


■SSCWの働き方紹介とテレワークで働く社員へのインタビュー

重度身体障がい者の就労を完全テレワークで推進するSSCWからは、完全テレワークで働く障がいのある社員2名(重度身体障がい)が登場。テレワークでより良く働くための3つのポイントの紹介や、チームで働くためには仲間との信頼関係が大切だという話がありました。

テレワークでの働き方を紹介している様子


■お昼休憩

昼食は、B型事業所「和が家カフェ」で作られたお弁当。食事をしたり、B型事業所で制作された小物を見たりしながら、参加者同士の交流が行われました。

展示されていた小物

■SSBSのオフィス見学

さまざまな障がい特性のある方が一緒に働くSSBS。今回は、オフィス見学と社員へのインタビューをおこないました。

オフィスの様子

オフィス見学では、実際に就業する社員より、各フロアや部署や対応している業務についての説明がありました。参加者からは「実際に見学することで、業務だけでなく職場の雰囲気がわかってイメージが湧いた」という声もいただきました。

インタビューの様子

オフィス見学のあとは、SSBS社員(精神障がい、または知的障がいのある社員)へのインタビュー。「学生生活で楽しかったことや困ったこと」「就職活動の進め方」「現在の仕事のやりがいや大変なこと」など、さまざまな質問に答えてもらいました。
参加者の子どもの年齢に近いタイミングでの話もあり、当事者の目線を知る機会となりました。

インタビューの様子


参加者からのコメント

障がいのある子どもの就労について、さまざまな選択肢をしることができたので、孤独の中から解放されたような気持ち。働くイメージが持ててよかった。

働き方は色々選択出来る時代なので、小さいうちに色々経験させようと思った。

直接働いてる方のお話しが聞けて本当に良かった。職場見学もどういった雰囲気なのかが知れてとてもためになりました。


いかがでしたでしょうか。

スタッフサービスグループは、今後も一人ひとりの個性を理解しあい、障がいのある人もない人も分け隔てなく働く喜びを感じられる職場づくりを進めていきます。

      
      \お読みいただき、ありがとうございました!/


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