【開催レポート】「障がいを知るワークショップ」を開催しました
スタッフサービスグループでは、さまざまな障がい特性のある方が一緒に働く特例子会社のスタッフサービス・ビジネスサポート、重度身体障がい者の就労を完全テレワークで推進するスタッフサービス・クラウドワークの2社で、約950名の障がいのある方が就業しています。
障がいの有無にかかわらず、人それぞれの持つ特性や強み、弱みを知ることは、DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)につながります。
今回は、8月23日(金)にスタッフサービスグループの従業員とその子ども向けに開催された「障がいを知るワークショップ」についてご紹介します。
どんな目的でおこなったの?
現在、スタッフサービスグループで働く従業員の5人に1人が何らかの障がい特性を持ちながら働いています。従業員が、障がいのある従業員の置かれた状況を理解し、お互いに個性を受け入れることで、さらに力を発揮できる風土を作りたいと思い、イベントが企画されました。
また、従業員の子どもも参加対象とすることで、障がい者と一緒に働くことが特別ではないということを知ってもらうきっかけにすることも目的です。
どんなイベントだったの?
ワークショップは、「障がいの疑似体験」「障がい者と一緒に体験」の2部制でおこなわれました。
障がいの疑似体験
ワークショップ前半は、障がいの疑似体験として、「視覚障がい」「聴覚障がい」「身体障がい」の3つの障がいを遊びを交えながら体験しました。
■視覚障がい(視野狭窄)体験
「視野狭窄」とは、視野・視界の一部が見えなくなって見える範囲が狭まっている状態のことを言います。
今回は、底に小さく穴が開けられた紙コップを片目で覗き、もう片方の目は手でふさぎながらボードに貼られたお菓子探す体験をおこないました。
「想像以上に見えにくくて探すのが大変」「前に進むのが怖い」など、実際に体験したからこそ感じられたことがたくさんあったようです。
視覚障がいのある社員が体験をサポートし、体験のあとには普段の生活で気を付けていることを教えてもらいました。
■聴覚障がい(手話)体験
手話は、手指の動きや表情を使って視覚的に表現する言語です。生まれつき耳の不自由な方や、聴覚障がいのあるご家族がいる家庭などで手話を使ってコミュニケーションを取っています。
ここでは、聴覚障がいがあり、普段から手話や筆談、口語などでコミュニケーションを取る社員がサポート担当をおこない、手話を用いたクイズや、名前の伝え方のレクチャーを受けました。
「ジェスチャーに近い動きの手話もあり、思っていたよりも身近に感じた」「教えてくれた方の表情がとても豊かで、手話が完ぺきではなくても伝える方法はありそうだと思った」「自分の名前を伝えられるようになって嬉しい」などの感想がありました。
■身体障がい(車いす)体験
車いすに乗り、障害物の置かれた狭い通路と、広い見通しのいい通路を通る体験をおこないました。通り心地の違いから、普段の生活での困りごとも見えてきます。
「段差があると動きづらいだろうと思っていたが、乗ってみると横移動がしにくいことに気づけた」「自分で乗って操作するときははもちろん、介助するときに気を付けるべきポイントもわかった」などの声があがりました。
②障がい者と一緒にお仕事体験
ワークショップ後半は大人と子どもの2チームに分かれ、大人は仕事体験、子どもはお菓子の家づくりを体験しました。
■仕事体験(大人)
普段スタッフサービス・ビジネスサポートの社員がおこなっている、派遣スタッフ向けの書類封入作業や、契約書データの電子文書化を体験しました。
誰が対応しても同じように対応できるよう、封筒に色付けがされていたり、工程ごとに写真が載ったマニュアルが用意されていたりと、業務をする上での工夫を垣間見ることができました。
■お菓子の家作り(子ども)
障がいのある方と協力しながら、大きな段ボールを使ってお菓子の家づくりに挑戦しました。
まとめ
ワークショップを通じて、普段同じグループ内で働いている従業員同士でも、知らないことがたくさんあることがわかりました。障がいのある当事者と会話することで、新たに発見できることもあったようです。
スタッフサービスグループは、今後も一人ひとりの個性を理解しあい、障がいのある人もない人も分け隔てなく働く喜びを感じられる職場づくりを進めていきます。
\お読みいただき、ありがとうございました!/