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フィリピンからの来日。言葉や習慣の違いも、サポートがあるから乗り越えられた。

スタッフサービスグループが目指す『いつからでも、どこにいても、誰もがより良い「働く」に出会える社会の実現』に向けた取り組みを紹介する「Vision実現へのアクション」。今回は当グループで製造分野の人材総合サービスを展開し、外国籍派遣にも対応しているテクノ・サービスを紹介します。

製造分野の人材総合サービスを展開するテクノ・サービスでは、外国籍派遣スタッフが安心して働ける環境の整備・拡大に努めており、全国で約1,000人の外国籍派遣スタッフが就業中(2021年10月末時点)です。

都内の海外貨物を扱う物流企業で働く大槻おおつきジョアンさんもその一人。フィリピン出身の大槻さんは、言葉や仕事の習慣が異なる日本でどのように職場に馴染み、活躍しているのでしょうか。テクノ・サービスで大槻さんをサポートする営業担当・山本やまもと尚幸なおゆきさんと共に、これまでを振り返ってもらいました。


国籍に関わらず、誰もが働く機会を得て、その人らしく活躍できる社会へ

日本で働く外国籍労働者は、172万人(2020年10月時点)。年々増えてはいるものの、言語の問題や労働習慣の違いから就労機会や就労環境はまだまだ十分とは言えません。

テクノ・サービスが向き合う製造業は外国籍労働者の就業先で最も多く、全体の約3割を占める産業。そこで、外国籍派遣スタッフのニーズに寄り添ったサポート体制を構築すべく2019年に立ち上げたのが、「グローバル・コーディネート・センター(以下、GCC)」です。

GCCは、ブラジル、フィリピンなど主要な在留外国人とバックグラウンドを共有する外国籍社員が在籍し、多言語で派遣スタッフを支援。外国籍派遣スタッフと就業先の間に起きがちな「言葉の壁」を重点的にサポートすることで、相互に伝えたいことが伝わらないもどかしさを解消し、全国各オフィスの担当営業と連携をしながら、就業中のさまざまな相談・問合せに対応しています。

こうした体制のもと、現在ではテクノ・サービスの全国60オフィスのうち、55オフィスで外国籍スタッフを派遣しています。約300人の全営業のうち、193人が外国籍派遣スタッフを担当しており、派遣スタッフが日本で安心して働き、活躍できるような体制をサポートしています。


業務マニュアル、年末調整、健康診断…。不慣れなことの支えになってくれた

大槻 ジョアン(おおつき じょあん)さん
株式会社テクノ・サービス 派遣スタッフ

フィリピン出身の私は、日本人の夫と結婚をして来日。現在は子どもと3人で暮らしています。子どもが小さいうちはパートで短時間の仕事をしていましたが、少し手が離れたタイミングでフルタイムで働きたいと思うように。仕事を探していたところ、在留フィリピン人コミュニティのFacebookページでおすすめされたのが、テクノ・サービスでした。

派遣で働くのはこれが初めてでしたが、就業先との間に入ってさまざまなやり取りをサポートしてくれたのがありがたかったです。特に、英語やタガログ語でコミュニケーションが取れること。パート時代に外国籍の方が多い職場で働いたこともありますが、いろんな国籍の人が集まっていれば必ずしも自分の国の言葉が通用する訳ではありません。だからこそ、テクノ・サービスで専属のサポート体制があったことには安心感がありました。

就業先は、海外貨物を扱う物流企業の倉庫です。私の仕事は荷物の受付や梱包・封入作業などですが、始めたばかりの頃は作業の手順について説明されても、その日本語を理解するのに苦労しました。私は日常生活レベルの日本語であればそこまで不自由はしていませんが、仕事で使う言葉は少し難しいときがあります。そうしたときに、営業担当の山本さんやGCCに連絡をして内容を翻訳・通訳してもらうなど、就業先とのコミュニケーションを手伝ってもらえたことが助かりましたね。

また、年末調整や健康診断など、日本ならではのルールや習慣に対応するときに書類の書き方やいつまでにどう対応すれば良いかなど、先回りしてサポートしてくれたのが嬉しかったです。フィリピンでは聞いたことがない書類にはじめは戸惑いましたが、おかげで今では日本で働く上でのルールに慣れることができました。

今の暮らしは、夫が夜勤で働いているため家族が揃う時間は限られますが、休みの日には一緒に食事をする時間が楽しみ。夫が料理をつくってくれるときもあるんですよ。一方、仕事の上では、ほぼ日本の人たちばかりの職場でちゃんと役に立つことができ、周りのみなさんと助け合いながら働けていることが嬉しいですね。今は軽作業が中心の仕事ですが、いずれはデスクワークも沢山任せてもらえるようになりたい。私には漢字が難しいので、パソコンでの入力作業などをするにはもっと勉強しないといけませんが、山本さんや周りのみなさんのことも頼りながら、新しい業務にも挑戦していきたいです。

外国籍派遣スタッフが活躍できる仕事の幅を広げていきたい

山本 尚幸(やまもと なおゆき)さん
テクノ・サービス 首都圏ブロック 東京オフィス 営業担当

ジョアンさんは、私が担当する外国籍派遣スタッフの中でも日本語レベルが高く、日常的な会話にさほど支障は感じません。むしろ、日本人以上に勤勉で、ジョアンさんが現場作業に真面目に取り組む様子に、「日本人従業員が良い刺激を受けている」と派遣先企業も高く評価しています。

その一方、仕事で使う漢字の読解が難しいときや、敬語や接続詞が文章に入ると理解が追い付かないことがあります。だからこそ私が率先しているのは、彼女たちの個性を理解してこちらが使う日本語を配慮することです。たとえば、一緒に職場見学に行く際は、「あした、18じに、しぶやえき、はちこうまえ、まってるね」のようにメール。ひらがなで送るだけでなく、句読点を意識して使うことで単語単位で認識しやすいようにしています。ちょっとした工夫の積み重ねと、近い距離感で接することで、信頼を築くようにしていますね。

テクノ・サービスには、言語が堪能なGCCのメンバーがいますので、彼らと連携して外国籍派遣スタッフをサポートできるのも安心のポイントですが、派遣スタッフの就業は、言葉のサポートをすれば良いだけではありません。まだまだ就業の機会が多くないのも社会の現実。漠然と不安を抱いている企業にも前向きになってもらい、企業と派遣スタッフの出会いを増やすことも私の役割だと思っています。

その際大切にしているのは、外国籍派遣スタッフが就業しやすい仕事かをフラットに見極めること。そのうえで業務に必要なスキルレベルを細かく確認し、派遣スタッフのできることを伝え、派遣先企業に就業イメージを持ってもらうことです。はじめて外国籍の人材を受け入れる企業の場合、その派遣スタッフの仕事ぶりが外国籍労働者全体の印象にもなりえます。外国籍派遣スタッフの就業に関わる私の仕事は、目の前の人に仕事を提供するだけでなく、日本企業が今後外国籍労働者をどう受け入れていくかにも関わるものだと思って仕事をしていますね。

とはいえ、営業の私の仕事は外国籍派遣スタッフに特化したものではありません。それでも彼らの就業機会や活躍に思い入れを持って取り組んでいるのは、私自身も海外で言葉が伝わらないことや不安な目にもあったことがあるから。日本に来た彼らは、何かの目的で働きたいと私たちを頼ってくれている。日本で安心して働き、仕事や暮らしのステップアップを実現できるように、今よりももっと就業できる仕事の幅を広げていきたいです。


※所属や肩書は取材当時のものです。

\お読みいただき、ありがとうございました!/

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