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【未経験からエンジニア】IT業界で働く前に知っておくべきこととは?

「ITエンジニアとして働きたい!」
「ITエンジニアといっても、幅広くてよくわからない…」

そんな方のためにスタッフサービス・エンジニアリング(SSE)の社員3名に話を聞きました。
IT業界、ITエンジニアについて、さまざまな切り口でご紹介します。

(写真 左から)
長谷川:広報部より、インタビュアーとして参加。
山口:SSEにて、就業者のスキルアップをサポートする制度設計に携わっている。
羽毛田:25歳で決意して未経験からITエンジニアに。SSEの営業担当として就業中。
潮:歯科助手からSSEへ。システム関連会社で就業後、SSEの営業担当として就業中。 

IT業界の全体像について

長谷川:まずはIT業界について教えてください。

山口:IT業界は大きく4つに分けられます。
1つ目は、YouTubeやNetflixのようなサービスを提供しているインターネットサービス系、2つ目はスマホの通信サービスやインターネットの通信を提供しているソフトバンクやドコモといった通信サービス系、3つ目は、スマホやパソコンなど本体を作っているハードウェア製造系、そして4つ目は、その中に入っているアプリを作っているソフトウェア開発系
 
長谷川:自分の嗜好や、こんな作業が好き嫌いみたいなところでも職種は選択肢は広がってくるのですか?

山口:そうですね。それぞれに特徴があるので、よく調べて自分に合いそうなものを選択いただくのがいいのかなと思っています。

ITエンジニアの種類について

長谷川:次にITエンジニアの種類について教えてください。

山口:こちらは、大きく分けて3つだと考えています。1つ目は作る人「開発系エンジニア」です。ITエンジニアと聞いて、多くの方が思い浮かべるのが、開発エンジニアではないかと思います。プログラマーという言葉がイメージに近いと思いますが、さまざまなプログラミング言語を使ってアプリケーション作るお仕事です。最近では自動運転などでAI(人工知能)のエンジニアも増えているので、機械学習やAIエンジニアの需要も高まっています。 

長谷川:最先端技術にも大きく関われる職種になるんですね。

山口:2つ目は、届ける人「インフラ系エンジニア」です。具体的には、ネットワークエンジニア、サーバーエンジニアがここに含まれます。クラウドサービスや、サーバー、ネットワークの構築・保守・運用も担当します。最近では、AWSやAzureなどの単語をよく聞くかと思いますが、クラウドサービスが普及し、クラウドエンジニアのニーズも非常に高まっています。
 
長谷川:「開発エンジニア」も「インフラエンジニア」も需要が高まっているとのことでしたが、どちらの方が求人数が多いのでしょうか。

山口:求人数はどちらも多いです。ただ、「開発系エンジニア」は非常に希望する人が多く競争率が高い一方で、「インフラ系エンジニア」はイメージがつきにくく、知らない人が多いのも事実です。
実際、未経験からチャレンジする際には、インフラ関連の資格であるCCNAや、Linux LPICなど、その資格を取った人であれば、未経験でもチャレンジしやすいことが特徴です。
 
長谷川:未経験からチャレンジしようと思うと、インフラエンジニアがおすすめかもしれないですね。

山口:3つ目は、支援する人として、開発エンジニアでもインフラエンジニアにも含まれないエンジニアになります。システムの導入支援をおこなっているサービスエンジニアや、ヘルプデスクなどのカスタマーエンジニアがここに含まれます。
この職種は、非常にコミュニケーション能力が必要です。お客様の課題を解決したり、現状把握のために情報をヒアリングしたりするので、コミュニケーション能力に自信がある方はここからチャレンジするのもいいのかなと思います。
 
長谷川:PCスキルがないと難しいイメージでしたが、コミュニケーション能力を活かせる仕事もありそうですね。

山口:そうですね。得意を活かせる分野のエンジニアを選んで、目指してもらうのがいいと思います。
 

ITエンジニアの求人や需要について


長谷川:現在、ITエンジニアの求人数や需要はどのようなところが大きいのでしょうか。

山口:最近は、みなさんもよく耳にすると思いますが、DX(デジタルトランスフォーメーション)やAI関連で、非常にニーズが高まってきています。
行政が出しているデータでも、2030年には最大で80万人のエンジニアが不足していくと言われているので、今後ますます需要が高まり、未経験からでもチャレンジしやすいと可能性が広がっていくと感じています。
 
長谷川:本当に人手不足であることがわかりますね。

山口:SSEでも、多くの派遣先企業から求人のご相談をいただきますが、すべての求人を埋められているわけではなく、エンジニアが足りないことを身をもって感じています。経験者だけでは足りないので、SSEにもITエンジニアを目指す未経験の方がたくさん入社され、現在も活躍されています。

未経験からITエンジンニアになる人ってどんな人?

 長谷川:未経験からITエンジニアになった、羽毛田さんの体験談をお伺いしていきたいと思います。

羽毛田:エンジニアと聞くと、理系のイメージが強いと思いますが、実は私はバリバリの文系です。文系理系の差については、問題ないと思っています。ただ、業務に入りたて時は、どうしても専門用語など、覚えることが多くてちょっと苦労することもありました。でも、慣れていけば問題ないかなと思いますね。
 
長谷川:今、実際に働いているスタッフさんにはどんな方がいらっしゃいま
すか?

潮:私が今担当しているスタッフさんには、元々パチンコ店でご就業されていた方が、手に職をつけたいという想いをもってSSEに入社したという方がいらっしゃいます。未経験なので、専門用語などは現場で担当者の方に教えていただいているようですが、帰宅後にも自己学習をしながら派遣先企業で活躍をされています。こういった事例も実際にあるので、未経験の方でも安心して就業できるのかな、と思っています。 

長谷川:羽毛田さんは就業し始めた際、自己学習などはおこなっていましたか?

羽毛田:私の場合は派遣先企業の研修制度が充実していたので、そこで学ぶことが多かったです。1ヶ月間座学の期間があり、そこで専門用語や使うツールの用語、ツールの使い方を丁寧に教えてもらいました。コールセンターのお仕事だったので、サポートするハードウェアなどを実際に触ってみて、どういうもので、どんな機能があるのかを教えていただけました。

長谷川:SSEでも、バックアップみたいなものはありますか?

山口:「スキルアップ支援制度」があります。400種類以上のeラーニングや、通信教育講座、書籍購入の補助費用、250種類以上の資格取得奨励金などを用意しているので、幅広く勉強コンテンツっていうのは揃っているかなと思います。 

長谷川:やる気さえあれば、幅広い資格を取ったり、勉強を進めたりすることができるということですね。

山口:そうですね。実際、月に一つは必ず受講してる方もいますし、年間で5~10個の資格を取得する方もいます。そういう意味では、スキルアップしたい人にとっては、すごく適した環境です。

長谷川:さまざまな制度も充実しているということですが、具体的にその制度を活用した方の事例をお伺いできますか。

山口:元々ホテルスタッフだった男性が、SSE入社後にスキルアップ支援制度を活用して、6年間で13個の資格を取得し、情報セキュリティのプロになったという事例があります。自動車メーカーの生産管理部でキャリアをスタートし、Accessを用いた業務から徐々にスキルアップ。実務経験を積みながら学習し、合格率約13%と言われている難関資格「情報処理安全確保支援士」を取得をされて、現在はSSEを卒業し、活躍されています。

ITエンジニアで働く前に知っておくべきこと

長谷川:ITエンジニアになるためには知識や経験がないとなかなかできない仕事だと思っていたのですが、未経験からでもチャレンジできる環境があるということが、お話を通してよく伝わってきました。
いきなりITエンジニアとしてスタートしなくても、コミュニケーションやExcelなど、得意を生かしながら、仕事を始めることもできるのですね。

羽毛田:そうですね。ただ、資格があると強みになると思います。

山口:実際に資格がある方とない方だと、やっぱり資格をお持ちの方が希望に近いお仕事に就きやすいです。資格は「未経験でも勉強してチャレンジしたい」という意欲を伝える一つの証として、ぜひ取得してほしいと思います。

長谷川:資格を取得するのもなかなか独学だと難しいと思っていましたが、就業先や派遣元企業のバックアップも、うまく活用しながら頑張っていくと、少しずつ道が見えてくるのではないでしょうか。私自身も勉強になりました。ありがとうございました。

いかがでしたでしょうか。
ぜひ、ITエンジニアに興味がある方、目指したいと思っている方は、参考にしてみてくださいね!


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