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経験ゼロから事務職にチャレンジ。派遣を足掛かりに企業との直接雇用を結び、社員の道へ

スタッフサービスでは、未経験から事務職に就きたい人に向けて無期雇用派遣サービス『ミラエール』を展開しています。2024年現在、全国で約1万人の派遣スタッフが就業。派遣での就業を経て、企業からの直接雇用となった人も累計2,400人以上にのぼり、未経験から事務職としてのスキルを身につけ、長く働き続けていくためのステップにもなっています。

現在、北海道札幌市で保険会社の事務職として働く大京寺だいきょうじ知奈ちなさんもそのひとり。大京寺さんにとって、ミラエールでの就業はどんな機会になったのでしょうか。


学び+就業の機会提供で、未経験から事務職へ挑戦。直接雇用につながるケースも加速

転職が珍しいものではなくなり、異業種・異職種へのチャレンジも盛んにおこなわれている現代。しかしながら、いざキャリアチェンジをしたくても、独学で学び直し(リスキリング)をおこなうのは容易ではなく、企業としても未経験から人材を受け入れて育成するにはそれなりに負荷がかかるのが現実です。

そんな両者の橋渡しをする新たな仕組みとして2014年に誕生したのが、『ミラエール』。業界初となる未経験から事務職に就きたい人材を対象とした無期雇用派遣サービスとしてスタートし、サービス開始から10年の節目を迎える今年、派遣人数が1万人を突破しました。

『ミラエール』の特徴は、学び直しと就業がセットになっていること。ビジネスマナーなどについてのオンラインでの研修や、無料学習アプリ「ぽけっと」、資格取得キャンペーンなどを活用することで、オフィスワークに必要なスキルを習得可能。派遣として就業する期間が派遣スタッフと企業がお互いを理解する場となり、双方に安心して直接雇用に切り替えていくような事例が増えています。

また、『ミラエール』は人手不足が加速している地方都市において、人材に長く活躍・定着してもらうための施策としても貢献。早期離職や都市部への人材流出を防ぎ、地方の若手人材確保に寄与しています。


未経験からの転職活動に苦戦。実務経験を積みたくて出会った『ミラエール』

大京寺 知奈(だいきょうじ ちな)さん
株式会社スタッフサービス 元ミラエール社員
北海道 札幌市で就業中

私は、新卒で携帯電話の販売代理店に就職その後、損害保険会社に転職し、事故の電話対応業務をおこなっていました。学生時代のアルバイトから接客の仕事をやってきたので、人に向き合うのは好きだし、やりがいもあった。その一方で、接客は基本的にお客様の来店や問い合わせがあってはじまる“待ち”の仕事です。社会人として働くうちに、私は待ちの仕事よりも、与えられたお題に対して自分で進め方や優先順位を決めて攻略していく方が楽しいと思うように。ちょうど体調を崩してしまったこともあり、このまま続けるよりは心機一転で事務職をやってみようと考えました。

当初は、求人サイトなどで正社員の求人に応募。しかし、書類選考をなかなか通過できないのが現実でした。これは私が事務未経験だからかもしれない。それなら、まずは正社員にこだわらず事務の仕事に就いて、職務経歴に書けるような経験を積んでステップアップしていくのはどうだろう。そう思って、アルバイトや派遣まで条件を広げて探してみたところ、スタッフサービスの『ミラエール』に出会いました。

私が『ミラエール』に惹かれたのは、「無期雇用派遣」であったこと。スタッフサービスの社員として雇用され、就業先に派遣される働き方なので、安定して収入が得られます。新しいチャレンジに踏み出す不安もあった私にとっては、大きな安心材料になりました。

また、就業前にe-learningを受講してExcelの基本操作を学んだり、ビジネスメールの書き方について演習問題を解いて添削してもらったりしたこともありがたかったですね。前職までは接客業務が中心だったので、パソコンは簡単な操作程度。また、社内コミュニケーションもチャットがメインだったので、しっかりとメール文章を作成したことがなかったんです。「事務職なら当たり前の知識を私は知らないのかも」という不安を解消してくれました。

最初の就業先は、派遣会社での総務事務の仕事。請求書の取りまとめや、派遣スタッフの給与計算・年末調整などに関わる仕事を担当しました。未経験からのスタートでしたが、就業先のみなさんに優しく丁寧に教えてもらいました。経験よりも人柄を見てくれるような、理解のある職場をコーディネートしてもらえたような気がします。また、定期的にスタッフサービスの担当者が私の就業先に来て面談の時間を設けてくれたので、就業先には直接は言いづらい「ちょっと気になっていること」を話せたことも良かったです。


業務内容も職場環境も。派遣期間にリアルを見てきたからこそ、安心して社員の道へ

1社目で1年弱就業し、その次に派遣されたのが現在働いている保険会社の総務部門です。担当業務は、営業から提出される契約書・請求書などの取りまとめや、提出の期日管理、資料作成など。前任者の異動に伴って私が入ることになったので、引き継ぎはあったものの実務の細かなことはやりながら自分で調べて覚えていく必要がありました。

もう事務未経験ではないとはいえ、業界も異なる会社で新しく仕事のやり方を覚えていくのは、私にとっては大きなチャレンジ。同じ部署の先輩を頼ることもできるけれど、私の担当業務をすべて把握されているわけではないので、何か分からないことがあれば、まずは主体的に動いてみることを意識しました。資料やマニュアルがないか自分で調べてみて、それでも分からなければ先輩に聞くか、本社に問い合わせをしてみるという動きを徹底していると、業務にも早めに慣れていくことができました。

直接雇用の打診が来ているとスタッフサービスの営業担当から聞いたのは、就業開始から半年が過ぎた頃のこと。私の仕事を見てくれていた当時の部長からは「指示された仕事だけでなく、自ら率先して動いてくれる。」というコメントをいただきました。私としては、手の空いた時間を有意義に過ごしたくて、会社のためや自分の成長のためならばとやっていた感覚。自分で目標を決めて動きたいという、私が事務職にキャリアチェンジした理由にもつながるスタンスを評価いただき、ここならば長く働けそうだと登用試験にチャレンジすることにしたんです。

『ミラエール』での派遣期間を経て直接雇用になって良かったと思うのは、お互いを十分に知ったうえで納得して社員というステップに進めたこと。今の仕事、職場の環境でやっていけるという手応えを感じたうえで入社できたのが良かったですね。また、私は面接などの場面でとても緊張してしまうタイプなのですが、登用試験の面接は、普段から交流のある部長が担当だったので、リラックスして有意義な話ができた実感があります。

2024年の1月から契約社員としての勤務をスタート。1年間の契約を経て、特に問題なければ正社員登用へ進む見込みです。仕事内容は大きくは変わっていないものの、派遣時代よりも任される仕事の幅が少し拡大。その分は待遇面にも還元されていて、プライベートでは好きなアーティストのライブに行く回数を増やすこともできました。

今は保険に関する資格も勉強中。社員に取得が義務付けられている資格ではあるのですが、この知識があれば今の自分の仕事にも役立つのはもちろん、関連する部署や代理店さんなど社内外の方々の仕事や動きがより理解しやすくなるはずだと思ってチャレンジをしています。あとは、近い将来定年退職を控える先輩が持っている「安全衛生管理者」の資格も取りたい。先輩の仕事を引き継げる人として、中長期的に組織に貢献していきたいです。

そんな風に、私は事務の仕事をしながらいろんなスキル・知識を学び続ける人でありたい。長い人生、どんなライフステージにいても自分にあった仕事や働き方ができるように、これからも自分を磨いていきたいです。


\お読みいただき、ありがとうございました!/


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