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「ECRSの法則」の”E” 無駄な作業から解放されよう!

一人ひとりが「働く」について考えるための“ヒント”になるような、仕事に役立つヒントをお届け!
3回連載でご紹介する「生産性UP!シリーズ」の第2弾です。

今回は、無駄な作業から解放されるべく、ECRSの法則の"E”、Eliminate(排除)について詳しく解説します。


準備の際、まず結果に影響するかを考える

そもそも、無駄なことには、どんなものがあるでしょうか。
普段からおこなっている仕事では、何が無駄なものか判断がしにくいものです。

考え方の例を挙げてみましょう。

・1枚で済ませられないか
・箇条書きで済ませられないか
・モノクロで済ませられないか
・メールで済ませられないか

準備の際に、結果に影響するかを考えてみると、いろいろな無駄が見えてきます。 

例えば、報告書を書く際に、5枚書いているものを1枚で済ませられないでしょうか。
1枚で済ませることによって結果が変わるのであれば、変更するのは難しいですが、変わらないのであれば、思い切って1枚にすることも、生産性アップのための方法です。

文章を考えるのが苦手で考えるのに時間がかかってしまう場合、箇条書きで済ませられないでしょうか。“文章を書く”という作業そのものをやめてしまうということですね。 

カラーコピーでなく、モノクロで済ませることを考えてみるのもおすすめです。会議資料をカラーでプリントアウトするとなると、配色を考える必要があります。場合によっては、写真をより見やすくすることも考える必要があるかもしれません。社内会議であれば、そこまでしなくてもいいかもしれませんよね。

また、メールで済ませることはできないか、考えてみるのも一つです。例えば、打ち合わせです。対面でもオンラインでも、会って話をすると、その分時間がかかってしまいます。1回の打ち合わせであっても、移動時間も含めると1時間、2時間と時間がかかってしまうかもしれません。
会って話をするのが必要がある場合ももちろんありますが、メールに変えても結果に影響しない場合は、状況に応じてメールでのやり取りを検討をしてみてもいいかもしれません。


Eliminate(排除)のキーワードは?

無駄な作業を排除していくキーワードは、「済ませられないか?」です。
準備の段階で、「~~だけで済ませられないか?」という考え方をしてみてください。

こんなイメージです。

「5枚を1枚だけで済ませられないか」
「打ち合わせをメールだけで済ませられないか」

ぜひ「済ませられないか?」というキーワードを、活用してみてください。

仕事を頑張れば頑張るほど、やりたいことが増える一方で、残業が増えたり生産性が悪くなったりと、悩む方も少なくありません。何かをやめないと、作業はどんどん増えていきます。

結果に影響しない場合は、あえて「これだけ済ませられないか?」というフィルターを作ってみるのがおすすめです。

無駄が少なくなるだけで、生産性がぐんと上がります。
ぜひ、活用してみてくださいね!


今回は、「ECRSの法則」の中から、Eliminate(排除)について、ご紹介しました。第3弾では『作業効率を上げるための、「ECRSの法則」の”S”』をご紹介します。お楽しみに!


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