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資格取得の支援があったからこそ、未経験スタートでも早期に一人前の仕事を任せてもらえた

製造分野の人材総合サービスを展開するテクノ・サービスでは、「あんしん資格取得制度」を用意しています。これは製造業で需要の高い資格について取得にかかる費用を全額補助するもので、派遣スタッフのスキルアップおよび業界の人手不足解消に貢献しています。現在、神奈川県の建築資材メーカーで就業中の小田おだ 雄太ゆうたさんも、資格を取得した一人。小田さんはテクノ・サービスのサポートを通じて、どのようなチャンスを得たのでしょうか。営業担当の依田よだ 直美なおみさんと共に、これまでを振り返ってもらいました。


資格が必要な業務に就ける人材を増やし、製造業の人手不足解消に貢献

製造業では、新型コロナウイルスの影響で一時的に生産を控える動きがありましたが、世界的に経済活動が再開されるにつれて需要が回復。それに伴い、再び人手不足の課題が大きくなっています。厚生労働省の発表によると、2022年1月の製造業の新規求人は、前年同時期と比べて38.5%増(※)。これは、産業別で比較してもトップクラスの水準で、テクノ・サービスで扱う求人数もコロナ前の水準を超えています。

一方で、製造業には資格保持者でないと従事できない作業が複数あり、企業が求める即戦力人材は決して多くないのが現状です。そこで、テクノ・サービスがおこなっているのが、「あんしん資格取得制度」。製造や物流などで幅広く需要が高いフォークリフト、クレーン、玉掛け、溶接の資格について、資格を取得する際にかかる費用を全額補助することで、派遣スタッフのスキルアップを促し、製造業の人手不足解消と、派遣スタッフの就業機会を増やすことの両面を実現しています。

(※)出典:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和4年1月分)について」(2022年3月4日)

「できること」を増やし、製造の仕事を長く続けていきたい

小田 雄太(おだ ゆうた)さん
株式会社テクノ・サービス 派遣スタッフ

以前は販売の仕事をしていましたが、自分にはコツコツと作業に取り組むような仕事の方が合っているんじゃないかと感じ、製造業務への転職を検討しました。じっくり長く勤められる仕事がしたかったんです。

ただ、仕事内容や職場環境が本当に自分にあっているかは、実際にやってみないとわからない。その点、派遣なら派遣会社が客観的な視点で自分にあった就業先を紹介してもらえるし、一定期間就業して適性を確かめることもできます。中でもテクノ・サービスで働こうと考えたのは、担当の依田さんがしっかりとコミュニケーションを取ってくれたからですね。派遣での就業を足掛かりに、着実にステップアップしていきたいという自分の話をちゃんと受け止めてくれて、希望に合った支援をしてくれました。

資格取得の支援もその一つ。今の就業先は、資格がないと動かせないフォークリフトやクレーンの操作が業務内容に含まれていましたが、依田さんは私が資格を取ることを前提に企業に打診してくれました。テクノ・サービスが資格費用をバックアップしてくれ、依田さんが実務と結び付けて提案してくれなければ、自分の就業先の選択肢はもっと狭かったかもしれません。

資格を取得して良かったのは、自分のできることの幅が広がったこと。無資格ではどうしても補助的な役割に留まってしまい、「自分にはできない仕事がある」という状態が歯痒くもありました。今はフォークリフトやクレーンの操作も任せてもらえ、職場で一人前の仕事ができるように。周囲のみなさんと同じように動ける実感が持てたことは、この仕事でやっていけそうな安心感にもつながっています。

だからこそ、これからも地道に着実に経験を積み重ねながら、今の仕事でステップアップしていきたい。いまの就業先で正社員の道にも挑戦したいですし、他の資格も取得してみたいです。

仕事を紹介するだけではない。長く働き続けるための支援も私たちの価値

依田 直美(よだ なおみ)さん
テクノ・サービス 首都圏ブロック 湘南オフィス

小田さんと最初に面談したときの印象は、販売職の経験があるだけあってコミュニケーションに安定感があり、自分の意思をはっきり伝えながらも周囲の状況を見ながら柔軟にバランスが取れるタイプ。プライベートではご結婚を控えていたタイミングでもあり、地に足を付けて安定して働きたい意思を強く感じました。そうした小田さんのお人柄を踏まえると、今の就業先なら正社員の道も拓けそうだと思い、就業先に将来的な直接雇用を見据えた人材として提案したんです。

そのため、小田さんが資格を取って業務スキルを上げることは、小田さん自身だけでなく、就業先や私たちも願っていたこと。三者の思いが一致し、全力で応援できる体制になれたので、小田さんも積極的に取得に向けて動いてくれました。

今の製造業の人手不足は、新型コロナウイルスや緊迫する世界情勢の影響で、グローバルに資材調達をする難易度が上がり、一定数を国内での製造に切り換えていることも一因です。変化の振れ幅が大きく予測が難しい時代、こうした変化は今後も続き、何もしないと人手不足が原因で産業が大きく後退しかねません。また、製造の現場が抱える悩みは人材不足だけでなく定着率の低さもあります。だからこそ、真の意味でこの業界の人材課題に貢献するには、単に人材を増やすのではなく、継続的に就業できる状態をつくること。それが私たちテクノ・サービスの提供できる価値だと思っています。

派遣会社は、はじめに派遣スタッフ一人ひとりとじっくり話をして資質を見極めるとともに、企業のニーズや特徴もしっかりと把握し、ぴったりの企業と派遣スタッフをマッチングするのが大前提。その後の就業で派遣スタッフが挫けそうなときにはすかさずフォローしますが、もし本当に継続が難しいときには、新たなチャンスとして次の就業先を提案できることも本人のためであり、ひいては業界全体の人材確保につながると思っています。

派遣スタッフとして活躍し、その後、直接雇用として長期的にその企業でキャリアを重ねる人もいて、中には数年後に部長になった事例も。そんな風に製造業で長く活躍できる人材をこれからも増やしていきたいですね。

※所属や肩書は取材当時のものです。


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