ビジネスパーソンが休暇を取るときの気持ちは…?
イキイキと働くためには、休暇を活用したリフレッシュも大切!
そんな風に感じている方もいるのではないでしょうか。
スタッフサービス・ホールディングスでは、ビジネスパーソンがどのように休暇取得を感じているのか、「働く人の休暇取得時の意識や実態に関する調査」を実施しました。
職場で休暇取得「しやすい」が約7割
職場では休暇を取得しやすい雰囲気があるかを質問してみると、「取得しやすい」が70.2%、「取得しにくい」が29.8%と、取得しやすい傾向であることがわかりました。
世代別にみてみると、Z世代が最も取得しやすい雰囲気を感じており、「取得しやすい」計で76.1%でした。一方、ミレニアル世代が最も取得しにくい雰囲気を感じており、「取得しにくい」計は33.5%という結果になりました。
休暇取得時に「気が引けることはない」が半数以上
休暇取得を申請するときの気持ちは、「気が引けることはない」は56.3%、「気が引ける」が43.7%と、五分五分の結果になりました。
世代別にみてみると、Z世代・ミレニアル世代は、就職氷河期世代・バブル世代に比べて 、「やや気が引ける」 「とても気が引ける」計がやや高めの結果となりました。
周りの人の休暇取得は「不快に思わない」が7割超
周りの人が休暇を取得する際、どのように思うかを質問したところ、年代や立場にかかわらず、いずれの層が休んだ場合でも7割超の人が「不快に思わない」と回答をしています。
一方、上司・先輩が休んだ場合に不快に思われる割合が全体の13.2%で、同年代、同じ立場の同期・同僚、部下・後輩が休んだ場合に「不快に思う」割合(10.3%)と比較して高い傾向です。上司・先輩が休んだ場合に、「とても不快に思う」割合が最も多い世代は、ミレニアル世代で7.4%となっています。
また、同年代、同じ立場の同期・同僚が休んだ場合に、「不快に思う」割合が最も高い世代はミレニアル世代(12.2%)、部下・後輩が休んだ場合に、「不快に思う」割合が最も高い世代は就職氷河期世代(11.3%)とバブル期世代(11.3%)という結果になりました。
コロナよって、休暇を「取得しやすくなった」は約3割
新型コロナウィルス流行による働き方の変化によって、休暇を「取得しやすくなった」と感じている人は33.5%でした。
世代別に見ると、若年層ほど「とても取得しやすくなった」 「まあ取得しやすくなった」計の割合が高い傾向が見られます。
休暇取得時に、取引先へ「連絡する」は半数以上
自分が休暇を取得するときに、得意先やパートナー企業へ「連絡する」計は全体で54.6%となり、半数が取引先へ連絡していることがわかりました。「必ず連絡している」割合が最も高いのはZ世代(21.7%)で、就職氷河期世代(10.0%)と見られます。
1年間の有給消化率100%の人は、約2割
1年間に年次有給休暇をどれくらい使用しているかを確認すると、「100%:すべて取得している」 (18.8%)が最も多い結果となりました。世代別に見るとバブル期世代(22.6%)と最も多い傾向です。
今後年次有給休暇をどの程度取得したいかの希望を見てみると、取得割合「100%:すべて取得している」が最も多く37.0%で、現実(18.8%)と比較すると倍以上の差異がありました。
現実では、半数程度(4割~6割)の有給休暇を取得している人が26.2%という結果でした。
業務分担などの工夫をおこない、気持ちよく休暇取得できる環境を!
今回は、働くビジネスパーソンの「休暇取得時」の意識や実態をテーマに、幅広い世代に向けて調査しました。その結果、職場では休暇が取得しやすい雰囲気であり、世代や立場が異なる同僚が休暇取得をしても大半の人が不快に思わないという実態が明らかになりました。
コロナ前から、国が「働き方改革」を掲げて労働基準法改正をおこなうなど、ワークライフバランスの見直しが進み、多様な働き方もますます注目されています。そんななか、本調査ではコロナ禍を経て休暇が取得しやすくなったという結果も出ており、コロナで加速した働き方の変化は、職場の風土改革にもつながっていると言えるのではないでしょうか。
一方で、本調査では休暇申請に「気が引ける」層が約4割いる状況も浮き彫りになりました。企業側は先輩・上司が率先して休暇を取得できるような業務分担や配分をおこなうなど、従業員が自らが気軽に休暇申請できるような風土づくりへの工夫が一層必要となりそうです。
\お読みいただき、ありがとうございました!/
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