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50歳でグリーンエネルギーに携わるエンジニアへ転身。いくつになってもモノづくりの現場でチャレンジを続けたい

スタッフサービス・エンジニアリングでは、エンジニアとしてキャリアを積んできたミドル・シニア層が、成長産業であるGX(グリーントランスフォーメーション)分野に転身するケースがみられるようになっています。

大手電機メーカーでメガソーラー発電所建設のプロジェクトマネジメントを担っている石川いしかわ淳二じゅんじさんもその一人。石川さんの新たなチャレンジはどのようにして実現できたのでしょうか。これまでの道のりを振り返ってもらいました。

石川 淳二(いしかわ じゅんじ)さん
スタッフサービス・エンジニアリング エンジニア社員


携帯電話の開発・製造に捧げてきた26年。工場閉鎖を機に決断した新たな道

もともとは無線技術が専門で、前職では大手電子機器・部品メーカーの携帯電話事業に携わっていました。入社した1990年はまだ世の中に携帯電話が普及する前のタイミング。やがてあらゆるメーカーが参入する成長産業になり、エンジニアとしても常に新たな挑戦が求められる刺激的な環境でした。

携帯電話産業の潮目が変わるのを感じたのは、スマートフォンが登場した頃。“電話”から“情報端末”へと製品の性質が変わっていくなかで、海外製品がシェアを大きく伸ばしたり、ハードウェアよりもソフトウェア(アプリケーション)が重視されるようになったり。加速度的な変化を肌で感じるなかで、常に最新技術を捉えることの重要性を感じました。

目の前の仕事に向き合い続け、気づけば勤続26年。ずっと携帯電話の開発に身を捧げてきましたが、直近10年間は単身赴任で、役職が上がるにつれて仕事はヒト・モノ・カネの管理が中心になっていました。今後を考えたときに、マネジメントに徹するより、モノづくりの現場に近い立場で働きたい。技術の最前線にいたいと改めて感じるように。また、単身赴任でなくもう少し家族との時間が増やしたいと思い、50歳にして、新たなチャレンジをしてみようと考えたんです。

そこで注目したのが、グリーンエネルギーの分野。メーカー各社がメガソーラー発電所開発に参入するニュースを見聞きしていましたし、前職にも太陽光発電システムの事業があったため、以前から漠然とは知っていました。また、近年の異常気象や猛暑の影響から、日に日に脱炭素化への意識は高まっている。社会からの期待が高い分野で新たなチャレンジがしたいと思っていたところ、スタッフサービス・エンジニアリングのエンジニアとして太陽光関連プロジェクトに派遣されて働くという選択肢にたどり着きました。


グリーンエネルギー分野に転身。これまでの技術を活かしつつも、謙虚に学ぶ姿勢で臨む


2017年以来、私は一貫して大手電機メーカーのメガソーラー太陽光発電所建設に携ってきました。手のひらサイズの携帯電話と、広大な土地に10数万枚ものパネルを敷設する太陽光発電所では、つくるもののスケールがまるで違います。しかし、いかに関係各所と調整しながら計画通りのスケジュール・予算で建設もしくは製造を進めるかという点では、前職と考え方は同じ。工事事業者とのコミュニケーションなど、前職で培ってきた折衝力を活かしながら新しい仕事に挑戦出来た感覚はあります。

一方で、発電所で扱う「特別高圧(特高)」という電力は未知の領域でした。最初は回路図を見ても、分からないところだらけ。だからこそ、プライドを持たず周囲のみなさんに教えてもらっていましたね。周りはほとんど年下でしたが、チームとして一緒に良い仕事をしていくためには、年上だとか年下だとかは関係ない。20~30代の設計担当者にも繰り返し連絡を取り、図面が読み解けるようになるまで教えてもらう中で、信頼関係を築いていきました。

ときには「これはどう対応したら良いのだろう」と判断に困ることや、直接は言いづらいことが生じる場合もあります。そうしたときにはスタッフサービス・エンジニアリングのキャリアカウンセラーや営業に相談することもあります。自分が今どんな状態で、今後どうしていくのがいいか、フラットに話せるのが嬉しいですね。相談事に対して迅速に対応してくれるから、安心してプロジェクトに打ち込めた感覚があります。

スタッフサービス・エンジニアリング内で
高い成果をあげたエンジニアとして表彰されました

2022年までの約6年で、計4つのメガソーラー発電所建設を担当。1つのプロジェクトに携わる期間は概ね2~3年。クライマックスは、完成した発電施設からの電力が電力会社へ送電されることを確認するときです。ここで送電できなければ、どんなに立派な発電施設でも無用の長物になってしまいます。もちろん、そうならないように建設を進めてきているとはいえ、何度やっても緊張が走る瞬間。このイベントを無事にやり切ったときに一番達成感がありますね。

このように複数のプロジェクトの遂行を通して、新たな分野で自信につながり、まだまだ現役で活躍できる場所はたくさんあるのだと実感もわいてきました。


風力発電、蓄電池など、社会が期待するグリーンエネルギー分野で挑戦を続けたい

太陽光発電のプロジェクトに携わってきたことで、私は発電した電力を送電するための「系統連系」という技術を学ぶことができました。これは太陽光だけでなく、他の発電所でも求められる知識。だからこそ、いずれは別のグリーンエネルギーのプロジェクトにも挑戦できる可能性を感じています。

今一番注目しているのは、洋上の風力発電。今後の発展が期待されている発電所であることはもちろん、高さ約60~100メートルの建造物を海につくり、長さ数十メートルの羽をぐるぐると回転させるといったダイナミックさにも憧れています。また、今後は、蓄電システム(※)がエネルギー問題解決の糸口になると言われているからこそ、バッテリーの分野にも挑戦してみたいです。

(※)太陽光や風力の発電による電力は気候や風力・風向きなど自然現象に左右されやすいため、蓄電システムの技術で調整することで、効率的で安定的な供給が期待できると言われています。

現在56歳。あと10年は現役で現場に立ち続けていきたいですが、新しいことへの挑戦で自分の知らないことにぶつかる不安がないわけではありません。でも、知識を行動力でカバーしていくのが私のやり方。これまで私のキャリアは、モノづくりエンジニアがベースにあります。“現場”“現物”“現実”の3現主義といわれるように、現場の試行錯誤やこれまでの経験値による感度や視点がものをいう世界。このような世界の経験が自分自身の仕事の進め方となり、新たな分野に挑戦する際の基盤になると実感しました。

今後も、自分の興味に従ってさまざまなプロジェクトに挑戦し、大好きなモノづくりに携わるエンジニアであり続けたいです。

※所属や肩書は取材当時のものです。


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