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地域も年齢も越える「働こう」という想い。手段を尽くして機会をつなぐ

スタッフサービスグループ役員の経営理念「チャンスを。」にまつわるエピソードや事業において今後実現していきたいことを紹介する『「チャンスを。」stories』。今回は、スタッフサービス・ホールディングスで執行役員をつとめる中村なかむらけいのエピソードを紹介します。


学生時代に感じた地域格差、会社の夢に解消のカギを見出す

私は2000年に新卒でスタッフサービスグループに入社しました。理系でありながら、この会社に関心を持ったのは、雇用を創り出す仕事に魅力を感じたからです。当時の採用スローガンである「日本の人事部になる」という大きな夢にも惹かれました。

その夢の実現に自分も参加してみようと思ったのは、私自身の経験に関係があります。静岡県沼津市出身の私は高校時代から都会との機会格差を感じていました。大学進学に際しても、地元には行きたい大学がない。就職しようとしても就職口がない。あったとしても東京との給与格差があまりにも大きい。高校を卒業して地元で就職した友人の中には、仕事が合わず、私が大学を卒業するまでに、就職した会社を辞めてしまった人もいました。ちょうどスタッフサービスは全国展開を進めている最中だったこともあり、この会社に入れば、そういった地域格差の是正にも貢献できるのではないかと思いました。

実際に仕事を始めてみると、格差は地域だけではなく、さまざまな形で存在することがわかってきました。時間的な制約、健康上の理由などにより、働きたくても働けない人はたくさんいます。その中には、今すぐにでも働かなければならない事情を抱えている人もいます。私たちの仕事は、そういう人たちに「チャンス」を提供することです。

私たちの「Vision」である「いつからでも、どこにいても、誰もがより良い「働く」に出会える社会へ」は、かつての自分を含め、多くの人が願う社会のあり方だと考えます。

中村 圭
株式会社スタッフサービス・ホールディングス 執行役員(事務領域事業担当)

70歳。40年のブランクを経て再び信用金庫の窓口に

この「Vision」の意味を体験として知ったのは、入社2年目、香川県の高松支店に異動してまもなくのことでした。

責任者として赴任したのですが、まだ立ち上げられてから日も浅かったため、私も営業活動をおこなっていました。その間に、地域の信用金庫のお客様から「新店舗を開設するので、窓口係を務められる人を探している」というご相談があったのです。

都会であれば難しい話ではないでしょう。でも、勤務地は香川県の中でも中心地から遠く離れた場所。しかも、経験者に限るという条件もありました。
私から情報を聞いたコーディネーターは一生懸命に働ける方を探してくれました。そして「一人いらっしゃいます!窓口経験がおありでお住まいも近くです!ただ…」「ただ…?」「今は70歳で、銀行にお勤めだったのは30歳までだそうです」

それを聞いて「難しいかな…」という気持ちになったのは確かです。スタッフさんにご連絡すると「自信はないです。働きたいのは山々ですが」と不安げな様子。一方でお客様にもお伝えしてみると「40年のブランクがあって70歳ですか」とこちらも消極的な反応。
それでもお客様は自社での採用に難しさを感じていらっしゃって、「窓口係が見つからなければ、新店舗開設に支障が出る」とのお悩みが深いのも事実でした。

そこで最後は私が可能性を信じ「一度お試しの意味で始めてみませんか。私たちが全力でフォローしますから」と説得して、双方に納得していただいたのです。誰もが一抹の不安を抱えながら始まった就業でしたが、結果的にそれは杞憂に終わりました。
3ヶ月がたつ頃には、スタッフさんもすっかり仕事に慣れ、安定した仕事ぶりで支店の皆さんに信頼していただけるようになっていました。「これで孫におもちゃを買ってあげられる」と話してくれた時の弾んだ声が忘れられません。

私たちがあの時、固定観念にとらわれて、年齢を理由に無理だと諦めていたら、この出会いはなかったのだと思うと胸が熱くなりました。働こうという想いのある人に「チャンス」を創り出す喜びの原体験になる出来事でした。

働きたい人と人材を求める企業に、より良い出会いを創り出す

私たちは、このような出会いを創り出せた時の手応えをやりがいとして、一人でも多くの方に「チャンスを」お届けしたいと日々奮闘しています。

働きたい人と人材を求める企業の双方の多様なニーズにお応えするため、サービスラインナップも拡充しています。従来の登録型派遣に加えて、長期的に安定して働きたい人には常用型派遣、正社員として働きたい人には人材紹介という選択肢もあります。企業のお客様にとっては、直接採用にかかる経費や時間を抑えつつ、最適な人材を確保することができるというメリットがあります。さらには一部の業務を請け負うアウトソーシングサービスもおこなっています。

「扶養内で働きたい」「学業の間にアルバイトがしたい」など、短時間・短期で働きたいという人のためには、ショートタームジョブ(3か月以内のお仕事)を提供するモデルがあります。このような形で働きたいという声は全国で聞かれますので、その想いを叶えるモデルを作りました。

私が担当する広域オフィス事業本部が目標に掲げているのは「ご当地ごとの人材インフラになろう」ということ。どのようなご希望でも「まずはスタッフサービスに相談してみよう」と思っていただけるようになることです。そのためには、各エリアでトップになることを目指しています。

地域格差を解消したい気持ちからこの仕事を始めた私ですが、今日、雇用に関するニーズは多様化、複雑化し求職者にとっても企業にとっても希望に合ったマッチングを実現するのは決して簡単ではなくなっています。
47都道府県に拠点を持つスタッフサービスグループがいまできることは、各地域で皆様と信頼関係を築いてきた強みを活かし、地域の特性に合ったサービスを提供していくことだと考えています。

※所属や肩書は取材当時のものです。


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