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「DXエンジニア」とは?今さら聞けない基礎知識を徹底解説!

最近よく聞く「DX」
「DXエンジニアに興味がある」という方に向けて、広報部・長谷川が当社担当者にインタビューしました!

写真 左から
長谷川:
広報部より、インタビュアーとして参加
辻居:エンジニアのスキルアップ施策の立案などをおこなう
渡部:エンジニア派遣の営業職として千葉エリアを担当

DXとは?

長谷川:そもそもDXって何なのでしょう…?
辻居:DXは、デジタルトランスフォーメーションの略です。一般的にはデジタル技術を社会に浸透させて、人々の生活をよりよいものに変革していくことを指しています。

長谷川:もう少し具体的に教えてください。
辻居:少しわかりづらいですよね(笑)広い領域なのですが…今回は3つのステップに分けて大枠を話していきたいと思います。

1)デジタイゼーション

辻居:1つ目のステップは「デジタイゼーション」です。具体的には、紙の書類などアナログなものを電子化して、業務時間やコピー費のコストなどを削減するような業務が一例としてわかりやすいかなと思います。
長谷川:確かにコロナ禍でリモートワークが進んで、デジタル化が話題になりましたよね。判子がデジタル化した、という話もよく耳にしました。
辻居:まずは物理的にデジタルデータ化することを、「デジタイゼーション」と呼んでいます。


2)デジタライゼーション

辻居:2つ目のステップは、業務フロー全体をデジタル化する「デジタライゼーション」です。個別業務プロセスのデジタル化と定義されています。
長谷川:言葉だけだとなかなか難しいですね。

辻居:例えば、コンビニのレジを思い浮かべてみてください。
長谷川:人の手を介さずに精算するようなイメージですか?
辻居:それももちろんですが、レジのデータの購買データを集めて、商品開発に生かすといった業務にも繋がるんです。
長谷川:なるほど。お客さんの行動を、企業のデータとして新サービスなどに繋げていくんですね。

辻居:物流も例の一つとしてわかりやすいかもしれません。今荷物がどこにあるのかということがリアルタイムにわかれば、それを運ぶ人の手間や、お客様の問い合わせの手間も省けますよね。また、そこから集まったデータを分析して、より業務をブラッシュアップしていくイメージです。


3)デジタルトランスフォーメーション

辻居:最後のステップが「デジタルトランスフォーメーション」です。データやデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズをもとに、サービスやビジネスモデルを変革していくと定義づけられています。1つ目のステップでアナログなものを電子化して、2つ目のステップで業務全体を変えていくと、そもそも企業全体のあり方が変わってくるかなと思います。

長谷川:ここでようやく出てくるんですね。
辻居:例えば、今まで何となく行っていた業務を数値化することで、いつまでにどのくらいおこなえば、どのくらいの売り上げになるのかが予測できるようになります。そうすると、KPIなどの目標設定の仕方や、それに対する働き方、また人の評価制度なども変わっていく可能性があります。
 
長谷川:業務が自動化されたことで、ほかの新しいサービスに使える時間が増えるんですね。
辻居:はい。デジタル化によって、企業全体を戦略的に変革していくということです。
長谷川:なるほど、一気に最後視界が広がりました!DXと一言で言っても、それぞれ認識も違いそうだなと改めて感じますね。

知らないと怖い「2025年の崖」

長谷川:ここからは、「なぜ今DXが注目されているか」について聞いていきたいと思います。経済産業省が2018年に示した「2025年の崖」というワードがあります。これはDXが推進されなかったことによって起こる、さまざまな問題について示している言葉だと言われています。このあたり、お伺いしてもいいですか?

辻居:簡単にお伝えすると、DXの必要性は理解しているものの、既存のシステムが複雑化していて、それを維持するだけでも精いっぱいと感じる経営者も少なくありません。また、それに関わるエンジニアの不足も予測されています。この状況を克服しなければ、DXは実現できないんです。このリスク認識が「2025年の崖」と呼ばれています。

長谷川:今までのやり方を大きく変えるっていうのは、結構ストレスになりそうですね。
辻居:新しいやり方を覚えるのも大変ですよね。簡単にデジタル化しようと言っても、さまざまな問題を乗り越えなければいけません。データの活用や分析がうまくいかず、非効率な業務が増えてしまったり、余計なコストがかかってしまったり。セキュリティ的に古いものは更新していかなければリスクが生じる可能性もあります。ただ、日本企業でDXが促進されなければ、年間で最大12兆円もの経済損失が生じる可能性があると言われているんです。
長谷川:12兆円…!2025年までに何としても推進しなければと国が動いているんですね。
辻居:そうなんです。その中で、DXを推進するエンジニアが不足しているということも問題になっています。そういった人材が必要という企業のニーズも、たくさんいただくようになりました。


DX人材の種類 

長谷川:DXに関連する業務の種類を教えてください。
辻居:幅が広いので、ざっくりのご説明となりますが、一例として定義されているものは大きく6種類(下図参照)です。

 長谷川:DXに関わるお仕事は、かなり幅広いですね。今、DXエンジニアとしてご紹介しているお仕事はどのような業務になるんでしょうか?
渡部:社内業務の効率化、いわゆるデジタルシステムを実装するエンジニアのお仕事がメインです。

長谷川:社内業務の効率化と聞くと、ちょっと親近感が湧きますね。先ほどの3ステップの中だと、どのステップになりますか?
渡部:1つ目のアナログデータをデジタルデータにするという「デジタイゼーション」、2つ目の業務フロー全体をデジタル化する「デジタライゼーション」の求人が多いです。

長谷川:具体的にはどんなことをするんですか?
渡部:Microsoft社のVBA(Visual Basic for Applications)を使って繰り返しおこなわれる定型業務を自動化したり、複雑な処理を簡単におこなえるようにするのが一例です。最近は、ロボットによる業務自動化を意味するRPA(Robotic Process Automation)という技術を用いて、人間が普段おこなうマウス操作やキーボード入力をプログラム化して自動で実行させるという業務も主流です。また、VBAやRPAを用いて、異なる社内システムの連携を自動化することもあります。

長谷川:このような人材のニーズは今後も増えていきそうですか。
渡部:そうですね、まだまだ定型業務を自動化できていない企業は多く、人材が不足しているというお声もいただきます。今後さらに求められていく職種なのではないでしょうか。
 

いかがでしたか?

今回は、「DXエンジニア」について、基本のお話を聞いてみました。
動画でチェックしたい方は、ぜひYouTubeもご覧ください!


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